小さな国語塾のつぶやき
勤労感謝の日
昨日は「勤労感謝の日」で祝日。字からして「勤労している人に感謝する日」だと思っている人が多いのでは?かくいう自分自身も長年そう思っていた。それに対して作家の猪瀬直樹氏は次のように述べている。「『勤労感謝の日』が新嘗祭であることを知らない人が多い。戦後にGHQの指示で意味不明の変な名前にされた。収穫祭ですよ。稲穂が垂れ、風に揺れる光景にほっとするのは、食糧が確保されたという根源的な安心感に浸されるからです。皇居で天皇がカミに祈る儀式が行われる。」そう、もともとは収穫に感謝する「新嘗祭」が行われていた日だが、戦後の改革で「勤労感謝の日」となった。そういった由来を知らない人が多いこと、「GHQに変な名前にされた」と猪瀬氏は憤っているが・・・。様々な日本語の意味は変化する、また戦前の日本は農業を営む人(一次産業従事の人)が多かっただろうが今は様々な職業の人が多く、第三次産業従事者(サービス業など)が増えている。つまり「新嘗祭」から「勤労感謝の日」と名前が戦後に変わるとともに本来の意味を知る人が少なく、意味が変わりつつあるが、そのことを憤るよりも言葉通りに働く人、さらには働くことによって得られた収穫されたものなどなどに感謝をすることが大切なのでは?とぼんやりと考えた一日であった。
2015/11/24 19:21
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