小さな国語塾のつぶやき
「備え」と「取り越し苦労」
昨日、車の保険の更新手続きを終えて「備えあれば憂いなし」とばかりに少し気分的に楽になっている。担当の方が分かりやすく説明してくださったのはもちろんのこと、いろんなプランを検討できるように準備してくれたおかげで納得いくプランでの更新が出来た。さて、まだ起きていないことに対して前もって備えることは大切だが、「備え」と「心配すること」は全く違うことだとつくづく感じる。まだ起っていないことに対してあれやこれやと「心配」して周囲に対して暗い顔を見せたり、親切なふりをして「○○のことが心配・・・」と発言して目の前の人を嫌な気分にさせるのはいかがなものか?「備え」ることはあっても、「杞憂」(《中国古代の杞の人が天が崩れ落ちてきはしないかと心配したという「列子」天瑞の故事から》心配する必要のないことをあれこれ心配すること。取り越し苦労。杞人の憂え。)に陥らないようにしたいものだ。
2015/03/19 14:38
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