小さな国語塾のつぶやき
文章の「型」
文章を書くときの「型」は色々とあるのだが、その中で一番シンプルで役に立つものをここで紹介する。自分の意見を述べる時や相手の意見と反対意見を述べる時に「確かに~。しかし、だが~」という書き出しを使うと便利。一応、別の意見に対して敬意を払いつつも、きちんと自分の主張を述べるのである。人間は自分の意見を相手に頭ごなしに否定されると当然反発したくなるが、いったん相手に受け入れてもらえたという実感がわくとお互いに譲歩しようという気分になるというもの。また、一方的に一つの意見を延々と述べられるよりも別の意見と比較しつつ…の方が実感がわき、理解しやすくなる。いわゆるプロが書いた文章にはこの「型」がかなりの頻度で用いられている。一歩でもプロに近づくような上手な文章を書きたい方はぜひお試しを。
2015/03/10 17:29
-
-
コメントするには会員登録後、ログインが必要です