小さな国語塾のつぶやき
「攵(ぼくにょう)」
「啓」という字は「戸」「口」「攵(ぼくにょう)」という三つの部分が組み合わさった漢字で、意味は「ひらく。開放する。人の目をひらいて物事を理解させる。やみが明るくなって夜が明ける。 陽の気がひらいてくる季節。立春・立夏のころ。 口をひらいて意向を述べる」。なるほど、だから「拝啓(謹んで申し上げます)」「啓蟄(3月6日ごろに冬ごもりの虫がはい出すこと)」という熟語に使われるんだなあと納得。さて、「攵(ぼくにょう)」は右手にむちを持った形で「たたく」「~させる」という意味であり、それを含む漢字は「放、教、改、攻、放、故、数。散。。。」など枚挙にいとまがない。2月は極力外出を控え、徒然なるままに本を読んだり漢字を眺めたりしてのんびりと室内で過ごすことが多かったが、3月の啓蟄を迎えるにあたり少しは外に出てみようかと前向きになっている。見かけたらぜひ声をかけていただきたい。
2015/03/05 02:08
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