小さな国語塾のつぶやき
「お~なる」「お~する」
中学二年生で敬語にかなり詳しく学ぶ→定期テストに出る→生徒にとって鬼門となる単元。なぜ敬語が難しいか?①一つ一つ覚えなくてはならない(例えば「食べる」の尊敬語は「召し上がる」謙譲語は「いただく」など)。②尊敬語と謙譲語の区別がつきづらいから、両方とも「お~」という表現で始まるから(「お~なる」が尊敬語で、「お~する」が謙譲語)。ではどうするか?謙譲語は自分の動作に対して言うので「する」と表現すると覚えるのが一番だろう。つまり、出だしの「お」は同じでも文末が「する」「します」となると動作の主は自分、つまり謙譲語となる。要するに文末に注意を払うことが大切。例えば「お聞きになって下さい」(「なる」が活用している)「お聞きください」は尊敬語だが、「お聞きしてください」は「する」という言葉が活用した「して」が入っているので謙譲語。とはいえ、とっさに正しい敬語が出てくるようになるまでは・・・何年もかかる。とにもかくも、試験では「~なる」「~する」の違いを覚え、文末に気を付けてほしい。
2015/02/14 03:06
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