小さな国語塾のつぶやき
緊張
公立の推薦入試を受ける教え子の自己PR文の添削を以前にさせてもらった。何度もダメだしをして、本人も頑張って何度も何度も書きかえ、学校の先生から「自己アピール文」や「志望動機」などは完璧と太鼓判を押してもらったそうだ。が、面接本番が近付いてきてソワソワと落ち着かない本人。それはそうだろう、そもそも「緊張するな」と言っても無理な話。本人から「先生、どうしても緊張してしまうんです。どうしたらいいでしょうか?」と質問されたので「緊張するのは当たり前、緊張してもいいんだよ。緊張して頭が真っ白になったとしてもきちんと自己推薦文を提出しているし、『緊張してもいいんだ』と3回心の中で唱えるといいよ」と答えた。昔々は「人」という字を掌に3回書いて飲み込むというおまじないが流行ったが・・・・、もっと具体的に現実的な?方法を伝授。完璧を目指すことは素晴らしいが、度が過ぎると体に無理な力が入ってしまい効果が出るどころか失敗することも。以前に書いた「ほどほど→良い加減」を心がけることが、勉強なども長続きするコツだといえる。
2015/02/08 10:01
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