小さな国語塾のつぶやき
同音異義語(低学年)
低学年のお子さんの保護者から「読み方を一つ習うとそればかり書いてしまいます。例えば『休日』と書くべきところを『九日』というように・・・」と相談を受けた。低学年で漢字を習い始めたばかりだと、新しく習った知識が前の知識に上乗せされてしまうのはある意味当然のこと。とはいえ、そのまま放っておくわけにはいかない・・・。今後ますます同音異義語は出てくるわけで。では、どうするか?結論を言うと本人が納得するまで練習し覚えるしかない。ただ、この時に読み仮名と漢字をセットでひたすらひたすら書くよりも、文を丸ごと覚えさせる、練習するほうが効果的。例えば「1月12日はきゅうじつ(休日)でした。」という文を書かせる。この時に本人が「九日」と書いたとしたら、すかさず突っ込む!「あれ?12日と9日って別の日だよね」といった具合に。中学年、高学年になると文章から自分で判断できるようになるが、低学年のうちはどうしても周囲のサポートが必要になってきて大変だが、それを乗り越えれば必ずクリアできると思うので本人はもちろんのこと周囲もファイト。
2015/01/29 13:43
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