小さな国語塾のつぶやき
二重否定
昨日から二つの低気圧が重なった影響で、全国的に大荒れの天気。この「二つの…重なった」という言葉からふと「二重否定」を思いつき、今日のテーマに。二重否定というと「理由がないわけではない」→「理由がある」といった使い方をするが、「~がないわけではない」から受け取る印象から判断すると少なくとも日本語においては二重否定というのは、肯定に「控え目な断定」というニュアンスを付け加える働きをしているといえる。が、しかしここで気を付けるべきことは、古文・漢文において二重否定というと「強い断定」となるという点。同じ言葉でも時代とともに使いかたや意味が変遷していくのは興味深いようなややこしいような・・・。
2014/12/18 09:26
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