小さな国語塾のつぶやき
関連付ける
国語と社会の歴史分野では共通点が多く、それらを考慮して教科書が編集されており素晴らしいことだと思う。たとえば小学6年生の国語で枕草子の冒頭部を習うころ、歴史で平安時代のことを学習するといった具合に。国語、社会両方で「仮名文字」「枕草子」「紫式部」。。。と学ぶので記憶に定着しやすい。さて、国語と社会で学ぶ代表的人物といえば「みだれ髪」「君しにたまふことなかれ」を書いた与謝野晶子。意外と知られていないのが源氏物語の2回の現代語訳。出版された2度の源氏物語の現代語訳の他、関東大震災によって焼失してしまったために世に出ることの無かったのがあるという。関東大震災の年号(1923年)を「人の(1)苦(9)ふ(2)み(3)にじった関東大震災」とゴロ合わせで昔々に覚えたが、まさに与謝野晶子という歴史上に名を残した彼女の苦を踏みにじったのが関東大震災。そう関連付けると与謝野晶子の生きた時代、関東大震災の年号は忘れないだろう。暗記というのは関連付けることが大切。
2014/10/17 03:01
-
-
コメントするには会員登録後、ログインが必要です