小さな国語塾のつぶやき
作家とは・・・
文筆家、特に作家として成功するための絶対条件は「人並み外れた妄想力」だと思う。言い換えると「妄想力」という名の「才能」。むろん、文章力、教養、努力、運などなど成功するための条件は数えきれないのだが絶対に欠かせないのが「妄想力」では?と作家の私小説を読むたびに感じる。例えば、目の前を猫が通り過ぎたとしよう。①何も感じない②「あ、可愛い猫ちゃん」③「あれ?こんなところに猫。最近は家猫が多いのに・・・ということは野良猫?でも毛並みがいいし、きっとどこかのお店の看板猫?」④「あ、猫。とっても毛並みがいいしきっと素敵な家族に育てられているに違いない。優しいご夫婦と、小学校低学年ぐらいの女の子の家族で・・・・家は2階建て。今日はお天気がいいから、リビングの窓があいててそこから抜け出して・・・」などなど。4つの例をあげたが、作家と呼ばれる人は当然④。いやはや、よくまあ「ふとしたこと」からそんなにも想像が広がるなあと感心するぐらいで、言い換えると感性がいい?!常に「妄想力」のスイッチを入れておくのは至難の業だが、学校の課題で作文等々を書くときは少しだけ、作家気分になってみると意外とスラスラ書けるかも?!
2014/10/16 09:51
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