小さな国語塾のつぶやき
馬の耳に念仏
日曜日に、帯広在住で「馬」を撮り続けて60年!という写真家Mさんに色々なお話を聞かせていただいた。いかに「馬」が利口な動物かという内容が中心で、本当に興味深く勉強になった。自分自身も馬を見かけると、つい可愛くなって色々と話しかけるのだが(周囲からすると奇異に映るらしい)、正直言って小学校低学年の児童よりもじっくりと人間の話を聞いてうなずいてくれるような気がする(実際にいいころ合いで首をさげてくれ、まるで返事をしているよう)ので、昨日の話には大いにうなずいた。さて、「馬の耳に念仏」という諺がある。【意味】馬の耳に念仏とは、馬に念仏を聞かせても、そのありがたみがわからないことから、人の意見や忠告に耳を貸そうとせず、少しも効果がないことのたとえ。ここで注意すべき点は、念仏のありがたさがわからない愚かな奴の意味が含まれているため、目上の人に用いるのは誤りで、その場合は「馬耳東風」を使うとよい。確かに馬に念仏を聞かせても分からないだろうが、ほかの話はきちんと理解できている・・・とツッコミを入れたい気分。
2014/09/29 10:15
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