小さな国語塾のつぶやき
混乱しそうな言葉
今日は混乱しそうな言葉を紹介する。「良いこと尽くし」(良いことばかりあるという意味)の言い回しを誤って「良いことだらけ」と使ってしまいそうだが、それは誤り。「だらけ」は「泥だらけ」「傷だらけ」「嘘だらけ」といったように悪い意味に使われる言葉であり、良いことには結びつかないから。ちなみに古書、古物店として、市場を切り開いた全国チェーンの「まんだらけ」は、おそらく「曼荼羅華(まんだらけ、朝鮮朝顔⦅ちょうせんあさがお⦆の別の名前。また、仏教においての天上に咲く四華(⦅しけ⦆の一つでもある。」の意味で使われていると想像する。決して「だらけ」がつくからといって、悪い意味の社名ではないはず。ちなみに先の「良いこと尽くし」「〜尽くし」という場合には「づくし」と書くが、「良いこと尽くめ」と表現する場合はひらがなでは「~尽くめ」は「ずくめ」と書く。まあ、ここまで細かいことを気にする必要はあまりないだろうが、せめて「~ずつ(正)」「~づつ(誤)」というルールぐらいは正しく覚えておきたいもの。人様のブログやメルマガで「ず」と「づ」の語表記があると、正直言って内容そのものの価値が下がってしまうように感じてしまう。特に不特定の相手に文章を発信するときは要注意。自戒を込めて。
2015/12/21 06:34
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