小さな国語塾のつぶやき
安心立命
今年の漢字が発表された。「安」」が選ばれ、清水寺の森貫主は「ことしは命に対する不安があった年ですが、来年は安心・安全な社会を作っていこうという皆さんの思いが、この字に表れているのではないかと思います」と話している。確かに人間は「安心」「安全」に対しての期待を持ち、関心が高まることは良いことだろうなあと思いながらニュースを見ていたのだが、ふと次のような言葉が頭によぎった。「安心立命(心を安らかにして身を天命にまかせ、どんなときにも動揺しないこと。人力のすべてを尽くして身を天命にまかせ、いかなるときも他のものに心を動かさないこと。)」という四字熟語。安心は仏教用語、立命は儒教の用語であるが・・・ここで大切なのは「安らかな境地」になるためには、まずは人力のすべてを尽くすことが大切だということ。まさに「人事を尽くして天命を待つ」か。つまり、「安全」「安心」といったものは、そうなるための努力をしたうえで初めて手に入るもの。例えば、国語塾に通ってきてくれる生徒さんたちは「国語の成績が完璧で安心」なのではなく、不安があるから頑張って通ってきてくれている。それに応えられるようこちらも「安全」「安心」に胡坐をかくことなく常に努力、前進。
2015/12/16 12:10
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